百年建築

百年建築コミッティー

ビルに関する専門知識をもった方々にご協力を賜り、築古ビルの資産価値を高め永く維持させる「百年建築」啓蒙活動を展開しております。

メンバー

日本工業大学建築学部准教授 樋口暮らし環境設計

樋口佳樹

樋口佳樹

プロフィール
日本工業大学建築学部准教授、博士(工学)
環境設計コンサルタント「樋口暮らし環境設計」主宰、一級建築士
主に居住者の健康及び安全と地球環境に配慮した自然素材による環境共生住宅について、設計と研究の両面から探求している。
築古ビルに対する想い
古くなったモノに対して、よく「味が出てくる」という言葉が使われます。「味が出てくるモノ」と「そうでないモノ」には、どのような違いがあるのでしょうか。個人差はあるにせよ、言葉では表現しづらい、この繊細な感覚が、日本人の奥底には備わっているように感じています。建物の機能性を良くすることはもちろんですが、住まい手に愛され、地域に愛される建物であることを常に意識していきたいと思っております。

株式会社南條設計室

南條洋雄

南條洋雄

プロフィール
東京大学工学部都市工学科卒業後、ブラジル国での十年間の建築家修行を経て1985年(株)南條設計室を設立。集合住宅設計デザインや都市開発事業などの実績でグッドデザイン賞他受賞多数。
築古ビルに対する想い
高度成長期を経て成熟型社会構造となった今日、一度建設した建物を長期間大切に使い続けることが、環境への負荷を和らげるだけではなく、その社会の文化度の証だと思います。単に延命するのではなく、時代を先取りした柔軟な発想で築古ビルに息吹を与え続けることは建築家の最上位の仕事だと考えています。

長沼環境システム

長沼由恭

長沼由恭

プロフィール
株式会社 建築設備設計研究所 取締役設計本部長及び株式会社 長沼環境計画 代表取締役を経て現在に至る。建築設備の設計・監理、コンサルティングを行う。
築古ビルに対する想い
建築躯体寿命と設備寿命の違いを念頭に合理的な計画を提案していきたいと考えています。

古溝建設株式会社

古溝宗一

古溝宗一

プロフィール
日本大学理工学部建築学科卒業後、株式会社松田平田設計ほかを経て平成7年に古溝建設株式会社へ入社。住宅、集合住宅、ビル、工場、研究所、学校などの新築・改修・耐震補強工事を手掛ける。
築古ビルに対する想い
概ね30~50年で建築物が取り壊される昨今、耐震補強を含め定期的なメンテナンスを十分に行えば建物は50~100年輝き続きます。「百年建築」は建物解体に伴う産業廃棄物やCO2が大幅削減され環境へも十分配慮し、建物・居住者の歴史や文化を継続する新しい取り組みそして挑戦であると考えております。

株式会社アステック

加藤善則

加藤善則

プロフィール
冷熱メーカー、設備設計施工会社を経て29歳で独立し株式会社アステックを設立。
電気・空調・衛生・防災設備の設計施工管理を行う。
築古ビルに対する想い
建築物の寿命を考える場合、問題を解決する為にかかるコストと建て替えのコストを比較することになります。 躯体の寿命以外の問題で建て替えに至るケースも増え、産業廃棄物の処理費用が増大していますので改修工事という選択肢が提案できないか常に模索しています。 基本的には設備は更新すれば、何度でも甦ります。築古ビルであってもメンテナンスが行き届いていれば、新築ビルと同等の快適性・機能性は確保できますので更新やメンテナンスが行い易い施工を提案することや、各設備の一般的な寿命を踏まえて更新計画をビルオーナーと策定していく事が使命だと思っています。

Amane(アマネ) 小林照恭

小林照恭

小林照恭

プロフィール
木工家具製造販売MOMONaturalを経て独立。
空間コーディネート、施工、管理まで行う。
築古ビルに対する想い
今の技術ではなかなか作り出せない、古道具や内装の設えがとても好きです。素晴らしい点は残し、今の使い勝手に融合させていきたいと考えています。